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インフルエンサーマーケティングの正しい始め方|島根「四季荘」の実践事例から

インフルエンサーマーケティングの正しい始め方|島根「四季荘」の実践事例から

「インフルエンサーマーケティングって、結局フォロワー数が多い人にお願いすればいいんでしょう?」。ご相談の場でよくいただく質問ですが、実はそこが一番の落とし穴です。

広告費をかけても反応が薄くなってきた、地域の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。そんな悩みを抱える事業者様に向けて、私たちが島根県の日帰り温泉施設「四季荘」で実施した施策を例に、インフルエンサーマーケティングの考え方を整理してお伝えします。

なぜ今、インフルエンサーマーケティングなのか

テレビよりインターネットを見る時間のほうが長くなり、若い世代はSNSに1日200分以上触れているというデータもあります。何を買うか、どこに行くかを決めるとき、「誰が発信しているか」が以前より大きな意味を持つようになりました。

企業からの広告よりも、信頼している個人の体験談のほうが心に届く。これは特別なことではなく、私たち自身がSNSを使っていて実感する感覚だと思います。国内のインフルエンサーマーケティング市場は2024年時点で860億円規模、2027年にはその倍近くまで拡大すると見込まれています。

フォロワー数だけで選んではいけない理由

インフルエンサーは、フォロワー数の規模でおおよそ4つの層に分けられます。

  • トップ・メガ(100万人〜):圧倒的なリーチ力。コストも高い
  • ミドル(10万〜100万人):リーチとコストのバランスが取りやすい
  • マイクロ(1万〜10万人):エンゲージメント率が高く、特定ジャンルに強い
  • ナノ(1,000〜1万人):フォロワーとの距離が近く、地域特化の発信に向く

地方の店舗や施設が成果を出しやすいのは、実はナノ〜マイクロ層であることが多いです。フォロワー数の大きさよりも、エンゲージメント率や「本当にそのジャンルに興味がある層に届いているか」を見るほうが、結果につながります。

実践事例:四季荘の日帰り温泉施策

島根県の日帰り温泉施設「四季荘」では、「最高の癒やし空間」という世界観を、インフルエンサー自身のリアルな体験を通じて伝えることを狙いに施策を設計しました。

「今度のお休みにここへ行ってみたい」

広告のようにスペックを並べるのではなく、実際に訪れた人の率直な感想として届けることで、見た人の中にこうした情緒的な動機を生み出すことを目指しました。撮影していただいた写真や動画は、公式サイトやSNS、Web広告にも二次利用し、施策の効果を長く活かす設計にしています。

インフルエンサーマーケティングの正しい始め方|島根「四季荘」の実践事例から

プラットフォームごとの向き不向き

同じ施策でも、使うSNSによって伝わり方は大きく変わります。

  • Instagram:世界観や雰囲気を視覚的に伝えるのに最適
  • YouTube:滞在体験や施設の魅力をじっくり説明できる
  • TikTok:短尺・拡散力重視で、若年層への接触に強い
  • X(旧Twitter):リアルタイム性が高く、口コミが広がりやすい

「とりあえず話題のプラットフォームで」ではなく、伝えたい魅力とターゲット層に合わせて選ぶことが、地味に見えて一番重要なポイントです。

費用感の目安

ご依頼を検討される際によくご質問いただくのが費用感です。おおよその目安は次の通りです。

  • YouTube通常動画:平均再生回数 × 13〜15円
  • 縦型動画(TikTok・リール):フォロワー数 × 3〜5円
  • 画像投稿(Instagram・X):フォロワー数 × 1〜5円

依頼形態も「応募型(公募・低コスト)」と「キャスティング型(代理店選定・手数料あり)」があり、目的や予算に応じて使い分けます。

成功のために欠かせないこと

私たちが特に大切にしているのは、次の2点です。

ひとつは、データに基づいた選定です。エンゲージメント率やアクティブ率を見ずにフォロワー数だけで判断すると、実際のリーチが想定より小さかったり、ブランドのイメージと合わない発信になったりすることがあります。

もうひとつは、ディレクションの塩梅です。細かく指示しすぎると、インフルエンサーらしい「本音の説得力」が失われてしまいます。伝えたい核となる部分だけ共有し、あとは本人の言葉に委ねる。このバランスが成果を左右します。

あわせて、PR表記など景品表示法(いわゆるステマ規制)への対応も欠かせません。信頼を前提にした手法だからこそ、透明性を保つことが長期的な成果につながります。

まとめ:一過性の話題づくりで終わらせないために

四季荘での施策は、単発の認知拡大を狙ったものではありません。共感を起点に、実際の来訪につなげる。そのための戦略的なアプローチとして設計しました。

データに裏付けられた選定と、地に足のついたディレクション。この2つが、これからの地域マーケティングや観光誘客のスタンダードになっていくと考えています。

インフルエンサーマーケティングの導入を検討されている方は、プラン詳細ページもあわせてご覧ください。

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